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定期預金の利子の計算方法を確認してみた

先日、楽天銀行に資金お引越し定期に預けたお金が戻ってきました。

定期預金の利子の計算方法を確認してみた

楽天銀行の資金お引越し定期とは、自分名義の楽天銀行以外の口座から楽天銀行に振り込んだお金に対して、優遇金利が受けられる1ヶ月ものの定期預金です。

www.rakuten-bank.co.jp

 現在の金利は0.21%になります。

楽天銀行の資金お引越し定期

このときは200万円預けていたので、1ヶ月定期預金で受け取る金利は283円だと計算していました。

計算方法は下記です。

年率0.21%で、1ヶ月200万預けたので、利子は356円

利子に対して税金が20.315%かかる

受け取る利子は、356 x (1 - 0.20315) = 283円

しかし実際に受け取った金額は285円でした。

 定期預金満期でうけとった金額

 2円違う。

金利の計算方法について調べてみました。

税引き前の利子の計算方法

  •  預入額は200万
  • 金利の年率は0.21%
  • 預けた期間は1ヶ月 (31日)

1ヶ月預けた場合の利息は、年率を日割りすればよい。

預入額 x 年率 x 預けた期間/365
= 200万 x 0.21% x 31日 /365 = 356.71円

1円に満たない金額は切り捨てます。

税引き前の利子:356円

利子にかかる税金

2018年時点で、預金の利子には所得税・復興特別所得税・住民税の税金が賦課されています。合計の税率は20.315%です。

それぞれの税金の計算方法は、以下のようになっています。 

所得税の計算方法

所得税は、利子に対して15%賦課されます。

1円に満たない金額は切り捨てます。

所得税分の金額を計算すると、今回は53円になります。

税引き前の利子 x 所得税
= 356円 x 15% = 53.4円

所得税:53円

 復興特別所得税の計算方法

復興特別所得税は、所得税の2.1%賦課されます。

所得税は15%なので、その2.1%は0.315%となります

所得税 x 2.1%
= 15% x 2.1/100 = 0.315%

1円に満たない金額の場合、5捨5超入というルールで計算します。

5捨5超入のルール

  • 0.5円以下は切り捨てる
  • 0.5円を超える場合は切り上げる

 復興特別所得税分の金額を計算すると、今回は1円になります。

税引き前の利子 x 復興特別所得税
= 356円 x 0.315%
= 1.12円

復興特別所得税:1円

ちなみに5捨5超入の計算、エクセルでどうやるのかと調べたところ、下記の式で計算できるようです。

ROUNDUP(金額-0.5,0)

住民税の計算方法

住民税は、利子に対して5%賦課されます。

1円に満たない金額は切り捨てます。

住民税分の金額を計算すると、今回は17円になります。

税引き前の利子 x 住民税率
= 356円 x 5% = 17.8円

住民税:17円

受け取る利子(税引き後)の計算方法

 結局、税引き前の利子と各種税金の計算結果は下記となりました。

  • 税引き前の利子:356円
  • 所得税:53円
  • 復興特別所得税:1円
  • 住民税:17円 

受け取る利子(税引き後)を計算すると、285円となります。

通帳記載の金額と一致しました。

税引き前の利子 - 所得税 - 復興特別所得税 - 住民税
= 356円 - 53円 - 1円 - 17円

受け取る利子:285円

結論

 受け取る利子を正確に計算するには、利子に賦課される税金をそれぞれ計算する必要があるようです。

 実際、利子に税金分(20.315%)をまとめて掛けて計算した場合と、賦課される税金をそれぞれ計算した場合で、どれだけ誤差が出るか計算した結果が下記です。

受け取る利子の計算誤差

 税引き前の利子が0~10000円で計算しています。

税金分(20.315%)をまとめて計算したほうが、計算上の税金が増えてしまう場合に縦軸の計算誤差がプラスになる図です。

 税金分をまとめて計算すると、+2円~-1円分、実際の税金と計算誤差が発生する場合があるようです。

結局、誤差が+2円~-1円ですので、手間をかけて各税金分を個別に計算するよりも、まとめて計算してしまった方が、精神衛生上良いかもしれませんね。