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Google AnalyticsのIPアドレスフィルターで自分のアクセスを除外できるか考察してみた

おはようございます。

Google Analyticsを眺めていたところ、気になるページへのアクセスが残っていました。

f:id:kita-kirin:20180924220140p:plain

/preview/index_designと、/previewです。

何のページだと思い調べてみたところ、下記の記事が見つかりました。

height175.hatenablog.com

思いっきり、自分のアクセスだったようです。

今回はGoogle Analytics設定時にIPアドレスフィルタをかけたのに、なぜ自分のアクセスがカウントされてしまったのか考察してみました。

IPアドレスとは

前提知識として、IPアドレスについて簡単に説明します。

今回はIPv4前提で書いています。(私の環境がIPv4環境のため、IPv6はまだよくわかっていません。) 

IPアドレスとは、インターネット上の住所です。

Windowsだとコマンドプロンプトにipconfigで表示される、192.168.xxx.xxの数字の列のことです。

現実世界の郵便でも住所を書かないと宛先不明で戻ってくるように、インターネットの世界でも、通信する前に何らかの手段で通信相手のIPアドレスを知る必要があります。

最近だと、ブラウザが検索エンジン(GoogleやBing)のIPアドレスを知っていて、検索エンジン経由で通信相手のIPアドレスを取得しています。

またURL(はてなブログであれば、http://hatenablog.com/ )も実質はIPアドレスです。 192.168.xxx.xxだと人間が覚えにくいので、DNSという仕組みを使って変換しています。

グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス

ところでIPアドレス(IPv4)の総アドレス数は約43億個です。(2進数32桁で256x256x256x256)

実際には特定用途(マルチキャスト等)に使うIPアドレスが予約されているため、普段使いができるIPアドレスはもっと少ないです。

2018年の人類総人口が約76億らしいので、一人一つのIPアドレスを割り当てることができない状況です。しかも私たちのように、一人でスマホやPC等使っていると、デバイスの台数分だけIPアドレスが必要なので、全然足りていない状況です。

そこで、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの2つのIPアドレスを使い分けて、通信を行っています。

グローバルIPアドレスは外部ネットワークとの接続用、プライベートIPアドレスは内輪のネットワーク用です。イメージとしては、グローバルIPアドレスが外線番号で、プライベートIPアドレスが内線番号といったところです。 

 プライベートIPアドレスは、192.168.xxx.xxや、10.xxx.xxx.xxxで始まるアドレスで、Windowsコマンドプロンプトにipconfigで表示されるアドレスです。

一方グローバルIPアドレスは、例えば下記のWebサイトにアクセスして確認できるIPアドレスです。

www.cman.jp

Webサイトが動作しているサーバーは、アクセスを受ける立場のためグローバルIPアドレスを割り当てます。

一方スマホやPC等アクセスをする立場のデバイスは、普段はプライベートIPアドレスを使用します。検索エンジンやWebサイトにアクセスする際に、プロバイダからグローバルIPアドレスを一時的にレンタルして通信を行います。

このプライベートIPアドレスと、グローバルIPアドレスを変換する仕組みをNATやNAPTと呼びます。

このようにNATを使って、必要時だけグローバルIPアドレスを割り当てることで、アドレスが枯渇しないようにしています。

*NATを使ってもIPアドレスが枯渇し始めたので、IPアドレスの総数を増やすIPv6への乗り換えが始まっています。

グローバルIPアドレスが変わるタイミング

Google AnalyticsのURLフィルタでフィルタ出来るIPアドレスは、Webサイトにアクセスする際に使用するアドレスのため、グローバルIPアドレスです。

そしてグローバルIPアドレスは、プロバイダから一時的にレンタルするため通常固定ができません。

いつグローバルIPアドレスが変更になるかも調べてみたのですが、開示されていないようです。

ただモデムの電源が落ちる等で、プロバイダーとの通信が切断するとグローバルIPアドレスが変わってしまうようです。

我が家の場合は、モデムの周辺が子供の遊び場になっており、何度か電源を落とされたため、IPアドレスが変わっていたようです。

 結論:Google AnalyticsIPアドレスフィルタは効果があるのか?

グローバルIPアドレスの割り当て/変更は、プロバイダー側の一存で決まってしまいます。

なので、IPアドレスフィルタで自分のアクセスを安定的に除外するのは難しいという結論です。

(別途費用を払えば、グローバルIPアドレスを固定できるプロバイダーもありますが、ブログのアクセス解析でそこまでする必要はないでしょう。)

 

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