企業型の確定拠出年金セミナーを受講してみました
私が勤めている会社は、企業型の確定拠出年金を導入しています。そのため、私も企業型の確定拠出年金に加入しています。
確定拠出年金ですが、今の会社に新入社員として入社した時に一度ざっと説明されました。
その時は投資の経験や知識は全くなく、また他の研修の合間に実施されたこともあり、全く意味不明でした。
知識ゼロの人間相手に、数時間制度を説明した後、xx日までに運用商品を決めてくださいという感じでした。
結構乱暴ですね。
こんな感じではまともな運用はできるはずがなく、かといって運用リスクだけは自分に降りかかる。
結果、元本割れのリスクのない商品を 選択する。
当然の結果ではないでしょうか。
ここ1年くらい、個人的に投資について調べたこともありました。もう一度、復習もかねてセミナーを受講してみる気になりました。
今回は、セミナーを受講した感想を書いていきます。
なお社内で実施したセミナーのため、セミナーの具体的な内容はぼかして書きます。積極的に、身バレしたい訳ではありませんし。
確定拠出年金のセミナーの概要
今回私が受講した社内セミナーでは、下記の内容を約2時間で説明しました。
- 確定拠出年金の制度の話
- 運用商品の話
確定拠出年金の制度の話
ここでは、我が社の年金制度の話、そして確定拠出年金制度の説明がありました。
確定拠出年金制度の概要の話となります。
運用商品の話
ここでは、先ずは運用とは何かの説明から始まりました。
その後、確定拠出年金の運用商品である元本保証型の製品説明(定期預金、保険)と、投資信託の話と続きました。
その後、ポートフォリオ、長期投資、分散投資、リバランスといった投資の基本知識の説明が続きました。
セミナーを受講しての感想
正直この内容を2時間で説明して、知識ゼロの人が理解するのは、まず無理ではないでしょうか?
知識がない人に確定拠出年金について説明するというよりは、ある程度、金融知識・投資知識がある人が、知識を整理・復習するためのセミナーだと感じました。(セミナーの事前説明では、そんなことは書いてなかったのですが。)
そもそも、2時間でやるボリュームでは無いような気がしますね。
きっと新入社員で説明を受けた時も、同じような説明だったと思います。
詳細は覚えていませんが、投資信託のリスクの話と、運用商品の配分変更の話の記憶だけはあります。(その時は、内容を理解していませんでしたが。)
なので、新入社員の当時の私が理解できなかったのは、当然のことだったのだと、自分を納得させています。
確定拠出年金の制度や使い方を理解するのに、セミナーに頼るという手段は間違っているのでしょうね。確定拠出年金について説明された本を読む、もしくは自分で調べるのが一番近道であるように感じました。
ただ、一度運用商品を決めてしまえば基本放置でOKなので、なかなか興味も持ちづらい気もしますが。自分で取りに行かなければ、年一回の運用レポートくらいしか、通知はないですしね。それも、元本保証の商品を選んでいたら、銀行の利子くらいの動きしかありませんし。
導入教育的なところで、確定拠出年金の制度、どうにかならないんでしょうかね?